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【小児歯科の必須知識】エナメル質形成不全症の対処法・治療法とは?

 

--目次---------------------------------------  

 

◆エナメル質形成不全症と診断された場合はどうしたら良いのか?
◆エナメル質形成不全の歯に自宅で出来ることはある?
◆歯科の保険治療分野(虫歯・歯周病・予防歯科など)について気になることがある方は、西白井のけやき台鈴木歯科へ

 

 
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◆エナメル質形成不全症と診断された場合はどうしたら良いのか?

 

歯を外部の刺激から守るエナメル質が正常に形成されない「エナメル質形成不全症」の状態では、歯が欠けたり虫歯になりやすかったりするなど、健康リスクが大きく上がってしまいます。

 

症状が軽い場合、歯科医院でフッ素を歯の表面に塗布することで歯質を強化し、エナメル質の不足を補います。

また、日々のセルフケアでもフッ素入りの歯磨き粉やマウスウォッシュを使用し、エナメル質形成不全症の状態をカバーすることが可能です。

 

もしエナメル質形成不全症が歯の広い範囲にまで及んでおり、象牙質が表層にむき出しになっていた場合、レジンと呼ばれる歯科用プラスチック素材を用いたコーティングの処置が有効です。

 

また、審美性が気になる方は前歯の治療の際にセラミックを用いた被せものを使用する選択肢もあります。

エナメル質形成不全症の前歯の全周を削り、型取りして形成したセラミックを被せる治療です。

こちらは通常の歯と見分けがつかないほど綺麗な仕上がりが期待出来ますが、自由診療となるため保険診療に比べて治療費が高額になる点に注意しましょう。

具体的には、素材によって少し差が出ますが、セラミックの場合は6万~10万円、ジルコニアを使用している場合は8万~12万円程度が相場になります。

 

◆エナメル質形成不全の歯に自宅で出来ることはある?

 

子どもにエナメル質形成不全の歯がある場合、日ごろのケアとして自宅で出来ることには何があるでしょうか。

ここでは、自宅で出来るケアについて解説するので、参考にしてください。

 

1.仕上げ磨きをする

お子さんが歯を磨いた後、1日に1回は親が仕上げ磨きをしてあげましょう。

エナメル質形成不全の歯は健康な状態の歯に比べて虫歯にかかりやすいため、汚れを残さないことが重要となります。

ただし、エナメル質が足りない歯の表面は普通の歯よりも柔らかいため、強く磨いてしまうと傷がついてしまうため注意しましょう。

 

2.フッ素でケアする

歯みがきの際に、フッ素入りの歯磨き粉や低濃度のフッ素ジェル、フッ素入りのデンタルリンスなどを使用し、日常的にフッ素を取り込むことを意識しましょう。

フッ素によって歯質をフォローすることで、虫歯の予防に繋がります。

 

3.弱い歯の場所を子どもに教える

子どもにエナメル質形成不全の歯の場所を教えておくことで、日常的なブラッシングで重点的に歯を磨く意識を持たせましょう。

もちろん、磨き残しが無いように親が仕上げ磨きしてあげるのも大切です。

 

◆歯科の保険治療分野(虫歯・歯周病・予防歯科など)について気になることがある方は、西白井のけやき台鈴木歯科へ

 

千葉県白井市西白井駅の周辺にお住まいの方で虫歯や歯周病、予防歯科についてお悩みの方は西白井のけやき台鈴木歯科へお越しください。

歯科治療以外にも、日常的なブラッシングやフッ素を用いた口腔ケアなどの予防歯科についても丁寧にアドバイスを行っています。

 

鈴木 哲史

けやき台鈴木歯科
院長 鈴木 哲史

昭和大学歯学部を卒業後、西白井駅に開業して20年以上。
地域の方々に寄り添える歯科医院を目指し、虫歯治療や歯周病など幅広い診療を行っております。