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ドライソケットになりやすい人の特徴とは?抜歯後のトラブルを防ぐポイントも解説
◆ドライソケットになりやすい人の特徴
ドライソケットはすべての人に起こるわけではなく、発症しやすい体質や環境には一定の傾向があります。
ここでは、特に注意が必要なタイプを、より詳しく解説していきます。
タバコを吸う習慣がある
タバコに含まれるニコチンには血管収縮作用があり、血流が阻害されることで傷の治癒を遅らせます。
また、煙に含まれる化学物質が粘膜や血餅に直接悪影響を及ぼすとされています。
さらに、吸引の動作により口腔内の圧力が変化し、形成されたばかりの血餅が物理的に吸い出されてしまうことも。
一日に何本も吸うヘビースモーカーであるほどリスクは高まり、禁煙期間が短い場合もドライソケットが起こりやすくなります。
抜歯を控えている方は、最低でも抜歯の前日から喫煙を控え、術後48時間以上の禁煙を厳守しましょう。
※抜歯後の喫煙リスクについては下記の記事でわかりやすく紹介しています。
ぜひこちらもチェックしてみてください。
抜歯後の喫煙について タバコは吸ってはいけない? 【監修:けやき台鈴木歯科院長 鈴木哲史】
女性(特に生理中・ピル使用中の方)
女性ホルモンの中でもエストロゲンは、血液の凝固機能や血餅の安定性に関わっています。
そのため、生理周期によりホルモンバランスが変動すると、血餅が形成されにくくなったり、剥がれやすくなったりする可能性があるのです。
また、ピルに含まれる合成ホルモンの影響も無視できません。
これらは体内のエストロゲン濃度を変化させ、ドライソケット発症のリスク因子となることがあります。
抜歯日を生理のピーク時期や服薬の切り替え時と重ならないよう配慮するのが理想です。
高齢者および持病を抱える人(糖尿病・高血圧など)
加齢に伴い、自然治癒力や免疫力は徐々に低下します。
特に高齢者の場合、血液の循環も鈍くなるため、抜歯後の傷の治りが遅れがちです。
そのため、血餅が十分に形成されなかったり、壊れやすかったりする傾向があります。
さらに、糖尿病を持つ方は高血糖状態が続くことで白血球の働きが鈍り、感染リスクが高まるため、ドライソケットの併発にもつながります。
高血圧など他の持病を併せ持つ場合も、血流や血管の状態が悪化していることが多く、注意が必要です。
持病がある場合は必ず歯科医に事前申告し、内科的管理と連携したうえでの治療が求められます。
歯科医院との連携と情報共有
歯石やプラークが多く、歯周病や虫歯が進行している人は、抜歯部位周辺に大量の細菌が存在しています。
細菌感染が発生すると、せっかくできた血餅が溶けたり崩れたりしやすくなり、ドライソケットの直接的な原因になることがあります。
また、普段からブラッシングの習慣が不十分な方も、抜歯後の口腔内環境が不衛生になりやすく、リスクが上昇します。
抜歯前から丁寧な歯磨きと、可能であれば歯科医院でのクリーニングを行うと予防効果が高まるでしょう。
◆抜歯後のトラブルを防ぐポイント
抜歯後に起こるトラブルの中でも、ドライソケットは特に避けたい合併症のひとつです。
痛みや治癒の遅れを防ぐためには、術前術後の過ごし方や生活習慣の見直しが欠かせません。
ここでは、ドライソケットの発症リスクを抑えるための具体的な予防ポイントを解説します。
喫煙と飲酒を控える
喫煙は、ドライソケット発症の最も大きな原因とされています。
ニコチンの血管収縮作用により血流が悪くなり、血餅が形成されにくくなります。
さらに、吸引による陰圧が血餅を吸い出してしまうことも。
抜歯の前日から禁煙し、術後48時間以上は絶対に吸わないようにしましょう。
また、飲酒も控える必要があります。アルコールは血管を拡張させ、血餅が流れやすくなるため、出血や炎症の原因になります。
術後の数日間は禁酒が望ましいです。
刺激の少ない食事と適切な水分補給
抜歯後は、傷口を刺激しない食事を心がけましょう。
硬い食べ物や熱すぎる料理は避け、以下のような内容が安心です。
・おかゆやスープなどの柔らかい食事
・冷たく滑らかなゼリーやプリン
・温度が常温〜ぬるめの料理で口腔を刺激しないもの
水分補給も重要ですが、ストローの使用は厳禁です。
吸う力によって血餅が剥がれる可能性があるため、コップで静かに飲むようにしましょう。
正しい口腔ケア・安静・医師との連携が大切
抜歯後は、傷口の保護と感染予防のために、丁寧なケアと適切な過ごし方をしましょう。
歯磨きは患部を避けて優しく行い、うがいは水を軽く含んで静かに吐き出す程度にとどめましょう。
処方されたうがい薬も、指示通り使用することが重要です。
また、抜歯前に歯石除去などのクリーニングを受けておくと、細菌のリスクが軽減されます。
当日はできるだけ安静に過ごし、激しい運動や長時間の入浴は控えてください。
就寝時は枕を高くして、頭の位置を少し上げておくと血餅が安定しやすくなります。
さらに、糖尿病や高血圧などの持病がある方は、歯科医に正確な情報を申告しましょう。
抜歯後に異変を感じた場合は、自己判断せず、速やかに受診することが大切です。
このような配慮が、ドライソケットのリスクを最小限に抑えるポイントとなります。
◆ドライソケットになりやすい人の特徴を知ってリスクを最小限に
ドライソケットは、一度発症すると激しい痛みと不快感が続くため、できる限り予防することが重要です。
「ドライソケットになりやすい人」には明確な傾向があり、事前の対策と生活習慣の見直しによってリスクを大きく下げることができます。
抜歯を控えている方は、喫煙やホルモンバランス、持病の有無などを考慮し、歯科医とよく相談してから抜歯の日程を決めましょう。
自身の体質を理解し、正しい準備を行うことが、健康的な回復への第一歩です。
千葉県白井市や西白井付近にお住まいで、ドライソケットが気になる方は、けやき台鈴木歯科へご相談ください。
記事の監修
けやき台鈴木歯科
院長
鈴木哲史
昭和大学歯学部を卒業後、西白井駅に開業して20年以上。
地域の方々に寄り添える歯科医院を目指し、虫歯治療や歯周病など幅広い診療を行っております。