ドライソケットのリスクと予防法!親知らず抜歯後の注意点

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ドライソケットのリスクと予防法!親知らず抜歯後の注意点

–目次—————————————  

◆ドライソケットとは?親知らず抜歯後に注意すべき合併症

◆ドライソケットの主な症状と発症時期

◆ドライソケットの原因と予防法

◆ドライソケット発症時の治療内容とその目的

◆ドライソケットが気になる方は、西白井のけやき台鈴木歯科へ

———————————————

 

親知らずの抜歯後、強い痛みが続く「ドライソケット」は、多くの人が経験する可能性のある合併症です。

この記事では、ドライソケットの原因や症状、予防法、そして発症した場合の治療内容について詳しく解説します。

正しい知識を持ち、適切なケアを行うことで、抜歯後のトラブルを防ぎましょう。

 

 

◆ドライソケットとは?親知らず抜歯後に注意すべき合併症

親知らずを抜いた後、傷口がうまくふさがらず、強い痛みが続くケースがあります。

その原因の一つが「ドライソケット」です。

 

ここでは、ドライソケットがどのような状態かを詳しく説明します。

 

血餅の消失が引き起こす深刻な痛み

ドライソケットは、親知らずを抜歯した後にできるはずの血餅(けっぺい)が失われ、歯を支えていた骨が露出することで発症します。

通常はこの血餅が傷口を保護し、自然な治癒を促進しますが、うがいや接触などが原因で剥がれてしまうと、骨がむき出しになってしまうのです。

 

下顎の親知らずは特に注意

特に下顎の親知らずを抜いた後は、ドライソケットのリスクが高まります。

下顎の骨は硬く、構造も複雑なため、血餅が安定しにくい傾向があるためです。

 

抜歯後数日たっても痛みが強い場合には、この合併症の可能性を疑う必要があります。

 

 

◆ドライソケットの主な症状と発症時期

ドライソケットを早期に見分けるためには、特徴的な症状と発症のタイミングを知っておくことが重要です。

通常の術後の痛みとは異なるサインについて解説します。

 

2〜4日後に現れる遅発性の痛み

ドライソケットの症状は、抜歯直後ではなく、通常は2日から4日ほど経過してから発症します。

この痛みは通常の術後の痛みとは異なり、強く、持続的です。

 

激しい痛みに注意

下記のような症状が見られた場合は、速やかに歯科医院を受診しましょう。

ドライソケットは自然治癒が遅いため、早期対応が重要です。

 

・激しい痛みが続く

・鎮痛薬が効きにくい

・抜歯部位から骨が見える

・口臭が強くなる

 

 

◆ドライソケットの原因と予防法

ドライソケットを防ぐには、血餅を守ることが何よりも大切です。

ここでは、発症を招く主な原因と、リスクを減らすための予防法について紹介します。

 

ドライソケット発症の主な原因

ドライソケットは、血餅の消失によって起こります。

以下の行動が血餅を損なう主な要因です。

 

・抜歯後24時間以内の強いうがい

・患部に舌や指で触れる

・喫煙による血流障害

・飲酒や運動による血圧上昇

・処方薬を服用しない

 

ドライソケットの予防法

ドライソケット予防のためには、抜歯後の指導をしっかり守ることが最も重要です。

特に最初の24時間は、刺激を避けるようにしましょう。

処方された抗生物質や痛み止めは指示通りに服用し、炎症や感染の予防に努めてください。

 

また、喫煙はドライソケットの発症率を大きく高めることがわかっています。

術後は1週間以上の禁煙が理想的です。

 

抜歯後の喫煙については、下記の記事で詳しく解説しています。

ぜひこちらもご覧ください。

抜歯後の喫煙について タバコは吸ってはいけない? 【監修:けやき台鈴木歯科院長 鈴木哲史】

 

 

◆ドライソケット発症時の治療内容とその目的

もしドライソケットを発症してしまった場合、放置するのではなく、速やかに歯科医院で適切な処置を受けることが大切です。

ここでは、一般的な治療内容とその目的を説明します。

 

患部の洗浄と消毒

食べかすや細菌を除去し、炎症を抑えます。


鎮痛剤や抗生物質の処方

痛みの緩和と感染予防に使用されます。

 

保護剤の塗布

露出した骨を覆い、刺激を軽減します。

 

再掻爬(さいそうは)処置

改善が見られない場合に、再出血を促し新たな血餅を形成します。

 

市販薬での対処や自己流のケアは悪化の原因となるため、必ず歯科医師の指示に従いましょう。

早期の対応が回復を早める鍵となります。

 

◆ドライソケットが気になる方は、西白井のけやき台鈴木歯科へ

親知らずの抜歯後には、ドライソケットをはじめとする合併症のリスクがあります。

血餅を守るための生活習慣を心がけ、異常があれば速やかに受診することが大切です。

 

千葉県白井市や西白井付近にお住まいで、ドライソケットが気になる方は、けやき台鈴木歯科へご相談ください。

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記事の監修

けやき台鈴木歯科

院長
鈴木哲史

昭和大学歯学部を卒業後、西白井駅に開業して20年以上。
地域の方々に寄り添える歯科医院を目指し、虫歯治療や歯周病など幅広い診療を行っております。